保険組合から貰える給付金(3万~7万円)
最後に忘れてはならないのが、会社の健康保険組合などから貰える給付金のことです。
これらは亡くなった人がどのような組合に加入していたのかなどによって違いがみられるものの、おおむね3万円から7万円程度の金額を、葬儀が終了した後で手続きをすることによって、その人の被扶養者だった人などが受け取ることができる制度をいいます。
たとえばサラリーマンなどの社会保険の加入者の場合には、勤務先の健康保険組合の窓口などに埋葬料を請求をすることになります。
その際には申請書そのものはもちろんですが、健康保険証や死亡診断書、葬儀の費用が書かれた領収書などの書類が必要です。
一方、亡くなった人が国民健康保険に加入していた場合は、市役所や区役所の保険課、年金課などの窓口に葬祭費を申請します。
こちらも通常は申請書のほかに、葬儀の費用の領収書などの添付書類が必要となるのが普通です。
国民健康保険の場合には、葬儀を行った日から2年以内に請求をするという時効がありますので、注意しておかなければなりません。
いずれの場合も、申請の内容に不備がなければ、数週間程度もすれば指定した銀行口座などに振込があるはずです。
金額的にはあまり大きくはありませんが、葬儀の際には何かとお金が必要になってきますので、これらの給付金の請求はしっかりと行っておくべきです。
なお、申請を忘れたからといって、組合や役所から自動的に振り込まれるようなことはありません。