葬儀プランから必要最小限のプランを選ぶ
葬儀のプランは葬儀社ごとに違いがあるとはいっても、標準的なタイプを一般葬として、そのほかにも家族葬や一日葬、直葬などといわれるタイプが用意されているのが普通です。
もちろん会社によっては取り扱っていなかったり、サービスの内容は同じでも名前が違っていたりすることもありますので、インターネットで公式サイトを隅々まで閲覧したり、スタッフの説明を直接聞くなどして、納得がいく選び方をするのがよいといえます。
家族葬は一般葬と内容的にはそれほど変わらず、通夜と告別式があり、僧侶の読経や参列者の焼香もある点では同じともいえます。
しかし名称からもわかるとおり、家族や親戚程度の親しい人のみを参列者とする点が大きく異なり、小規模なだけに費用も安くなります。
一日葬は通夜と告別式をセットで同じ日に行うもので、こちらも複数の日付にわたらない分だけ一般葬よりも費用が割安になります。
このように規模と日程のどちらかをコンパクトにすることによって費用の節約を図っているのが家族葬や一日葬の特徴ですが、一般葬と比較しても内容面ではそれほど遜色がないともいえます。
一方で直葬の場合には、儀式的な要素をほとんど省略して、火葬のみがメインとなるもので、前者の場合とは内容そのものが大きく異なります。
セットに棺や骨壷などは付きますが、祭壇は枕飾り程度にとどまります。
価格的にも最安ランクとなるため、生活保護世帯をはじめとして、経済的に余裕がない場合に多く用いられているプランといえます。